神奈川県家具協同組合とは

 

神奈川県家具協同組合の歴史

1863年、横浜が日本における洋家具発祥の地となりました。それから150年以上もの長い時間、職人が洋家具の伝統を受け継いでいます。

そして1962年、伝統受け継いできた職人が集まり、私達の組合が発足しました。
これまでご愛願いただいた皆様のおかげで、2022年には組合結成60周年を迎えることができました。

現在、神奈川県内の木工家具にルーツを持つ30社以上の会社によって構成され、近代的な設備のもとで家具職人が日々腕を奮っています。

 

「一人の100歩より、100人の1歩」

 

誰かひとりが突き進むのではなく、組合員間で情報交換を充実させ、協同の精神を発揮することで全体の発展を成す。私たち神奈川県家具協同組合は、そういった精神の元で、日々切磋琢磨しています。

 

 

 


私達は家具づくりのプロフェッショナルです

私たち神奈川県家具協同組合は、優れた家具製造を手掛ける会社の集まりです。

オーダーメイド・リペア・再塗装・椅子の張り替えなど、家具製造に関わる様々なプロフェッショナルが揃っています。

そのため、当組合では、お客様のどんなご要望にもお応えすることができるという自負があります。

『お客様が安心して依頼ができて、満足される家具製作を 』

その理念の元、お客様に寄りそう対応を心掛けています。

 

 

 


技能の継承・発展に貢献します

私たち組合では、技能の継承や発展のために、厚生労働省(神奈川県職業能力開発協会)の『技能検定(家具手加工・椅子張り等)』事業の受託を毎年行っています。本技能検定は、1982年から一級技能士を160名以上を輩出しています。

技能検定の様子

その一級技能士が技能を駆使した製品にのみ付けることができる「グッドスキルマーク」はご存じでしょうか?

 

グッドスキルマーク

グッドスキルマークとは、厚生労働省が認定したマーク。

【趣旨】
優れた技能を駆使した付加価値の高い製品であることを、国内外の消費者に対しアピールし、ものづくり日本の再興と熟練機能の伝承を図っていく。

 

技能五輪の様子

私たち組合の一級技能士にも、このグッドスキルマークの使用を厚生労働省より認定された職人がたくさんおります。

 

 

また、技能五輪神奈川県予選を厚生労働省から当組合が受託して、23歳以下の若手職人の育成に貢献しています。

当組合員も、1992年から技能五輪全国大会に参加し、技能五輪のメダルを20個以上を獲得。

こうして磨いた技術を継承し、日本の家具づくりの更なる発展に、私たちは寄与していきます。

技能五輪受賞者

 

 

 


伝統の技でつくる家具をたくさんの人へ。

私たち神奈川県家具協同組合は、長年に渡り家具をデザイン・造作してきました。
アンティークな雰囲気の「横浜洋家具」もその一つです。

黒船来航後、横浜の家具職人が手掛けてきた洋風家具。職人がひとつひとつ造り上げるソレは、手仕事だからこそ組み上げられるデザイン。また、とても丈夫で質の高い家具とされ、愛用されてきました。

そんな横浜洋家具を含め、私たちは伝統ある家具造りをしてきた職人集団です。中には、その腕を認められ、皇居に家具を納品している組合員もいます。私たちには、代々伝わってきた職人の技が伴っているのです。

 

テクニカルショウにて

【伝統の技でつくる家具の良さを、たくさんの人に知ってもらいたい 】

これが私たちの願い・理念です。そうして、これまでたくさんのお客様へ家具をお届けして参りました。

もちろん、近代家具に求められる趣向についての研究も欠かしません。日々、腕を磨きながら、より良い家具の造作に心血を注いでいます。

私たち組合は、これからも『 本物の家具の良さ 』 をお伝えしていきます。